庄内の大雨被害を現地調査 関とおる県議 2024年8月4日付「新つるおか」

関とおる県議が8月4日付「新つるおか」(第2405号)に寄せたコラムを転載します。(文意に影響しない範囲で最小限の編集を行っています。見出しは編集部)

緊急対応とともに河川管理の抜本的な強化を

大雨で氾濫し大量の流木が川沿いに押し寄せた荒瀬川の現場を調査する(左から)関とおる県議、山田まもる3区候補、いわぶち友参議院院議員=7月30日・酒田市

7月30日、いわぶち友参議院議員に同行して、庄内の豪雨被害を視察しました。同日午前11時現在の庄内の主な被害は以下の状況です。

○行方不明の方1名

○住宅浸水: 鶴岡市床下浸水7戸・床上浸水11戸、酒田市床下70戸・床上218戸、庄内町床下2戸・床上20戸、遊佐町床下194戸・床上214戸

○断水 :酒田市1078戸

○停電: 酒田市500戸

○県管理道路 :崩落・法面崩落・土砂堆積等10カ所

○農業 :全容不明だが、既に水稲、枝豆、梨等で大きな被害判明

○他に、土砂崩れ、堤防等河川施設等々大規模な被害拡がる

酒田市の視察では、安川智之副市長より説明を受け、中村慶輔企画部長・伊藤慎司企画調整課長より現地を案内して頂きました。荒瀬川沿いの地域では、水田に巨大な流木が無数に転がり、大量の土砂の堆積で川原かと思う状態の水田が拡がっていました。屋根と壁の一部だけ残った住宅の中に流木が詰まった様子、電柱が数百メートルに渡って同一方向に倒れている様子等々、東日本大震災の被災地以来の衝撃を受けました。

私は、2018年(平成30年)9月県議会で河川流下能力向上対策(浚渫[しゅんせつ]や支障木撤去などの事業)の強化を取り上げました。過去に例を見ない豪雨がどこでも起こりうる状況の下で、河川管理事業の抜本的強化が強く求められています。

県議会議員  関 徹
「新つるおか」No.2405 2024.8.4付

日本共産党鶴岡地区委員会ホームページ
http://jcp-tsur.world.coocan.jp/index.htm