“個人的なことは政治的なこと” 「願いもちこむ やまがたコミュニケーション」開催(2025年5月18日)
日本共産党山形県委員会は5月18日、山形市で青年・学生、30~50代の要求を交流し、政治を変える展望を語りあうつどい「願い持ちこむやまがたコミュニケーション」(略称=もちコミュ)を開催し、オンラインを含め約80人が参加しました。ゲストとして迎えた党国民運動委員会副責任者の岩崎明日香さんが、参加者の質問に一問一答形式で答えました。



山形市の山形ビッグウィングをメイン会場に、オンラインで参加するサテライト会場を新庄市、鶴岡市にも設け、10代から50代の参加者は全体の4割以上でした。
民青同盟山形県委員長の會沢哲也さんと同県常任委員の佐藤歩さんが司会をつとめ、山形センター合唱団がオープニングで「ヒロシマの或る国で」などを演奏しました。
三井寺修参院山形選挙区候補があいさつし、一人ひとりの切実な願いを持ち寄って、政治を変えていこうとよびかけました。
学生、30代、40代、50代の4人が自身の現状と願いをスピーチしました。
この春に大学に進学した学生は、経済的な困難があっても、誰でも安心して使用できる無料の学習支援の制度があればよかったと実感を込めて語りました。
サービス業の30代男性は、過重労働について語り、「賃上げをはじめ職場で運動に取り組んでいるが、要求実現のためにはたくさんの仲間が必要だと感じている。余暇時間を増やす政策を打ち出している日本共産党を応援し、労働問題について社会に訴えたい」と語りました。
別のサービス業の男性は、「仕事でくたくたになり、買った本を読む時間もないことに気づいて、『自由な時間』(がないことを)を痛感している」とスピーチしました。
地域で食料支援にとりくんでいる40代男性は、「入学金、制服代がとても高い」などダブルワークをしているひとり親世帯の利用者などの声を紹介し、「皆さんと一緒に政治を変えたい」と語りました。
「こんなことを言ったらよくないかも」の思いを乗り越えて
講演した岩崎氏は、「働く女性の権利向上に必要なことは?」との質問に対し、「個人的なことは政治的なこと」という言葉を大切にしていると答えました。党都議団が痴漢問題について調査を行い、議会で取り上げたことで「痴漢撲滅は都政、つまり政治の仕事」と位置づけて予算をつけさせたことを紹介。日々直面する様々な困難や疑問を自己責任として押しとどめるのではなく、「こんなことを言ったらよくないのじゃないか」という思いを乗り越えることが大切だと強調しました。
岩崎氏は、異常な高学費の問題についての質問に対し、大学受験の日に学費値上げに反対する署名活動に取り組んでいる民青同盟と出会い、「学生が声を上げていいんだ」と知ったと振り返りました。入学して民青の活動に参加し、運動によって授業料免除の制度を拡充したと語り、「学生の実態を集め、広げることが実現の力になる」と話しました。