2022年 年頭あいさつ
日本共産党山形県委員会
委員長 本間和也
新年明けましておめでとうございます。昨年の総選挙は皆さんのご支援で比例東北ブロックで高橋千鶴子さんの議席を守ることができました。心から感謝申し上げます。政権交代はかなわず、党の議席後退は残念な結果でしたが、今年の参議院選挙で巻き返しを図り捲土重来を期す決意です。
総選挙の結果から、「気持ちが落ち込む」などの声が上がっていますが、日本共産党は第4回中央委員会総会を開き、今度の結果を「『一断面』でみれば悔しい後退です。しかし、『変化と発展』の中でとらえれば、私たちが支配勢力に攻め込み、追い詰めた、新しいステージのなかでの新しい困難だということが見えてきます」と指摘した通り、この困難を突破すれば新しい展望が見えてくるものです。決して「がっかりしている」状況ではありません。財界中心、アメリカ言いなりの日本の政治の矛盾は、自公政権と補完勢力では決して解決できません。岸田政権が打ち出している憲法改正、「敵基地攻撃能力」の検討と軍拡、国民の命とくらし破壊の政策、強権政治の継続は国民の政治変革のたたかいを増大させ、新たな「政権交代」をめざすたたかいを発展させずにはおけません。参議院選挙はその絶好のチャンスです。山形県でも国民の願いの実現へ、自公政権と補完勢力とたたかう野党共闘の発展と日本共産党の躍進を必ず達成しようではありませんか。
昨年は知事選挙の勝利、三川町議選で砂田茂町議の誕生で空白を克服し、真室川の町議選は平野勝澄町議の3選をかちとるなど前進をつくりました。鶴岡市議選は1議席が届かなかったのは残念ですが得票数、得票率も前進させ加藤鑛一、菅井巌、坂本昌栄、長谷川剛各氏らの4人の当選をかちとり、酒田市議選でも票を伸ばして斎藤周、市原栄子両氏の勝利をかちとりました。今年は庄内町議選があり、勝利めざして奮闘します。
そして7月の参議院選挙では、比例で、いわぶち友参議院議員をはじめ、全国5人の勝利のために、山形県では得票目標6万票、得票率10%以上をめざし、選挙区でも野党共闘を追求し、自公政権と補完勢力と対決して勝利するたたかいに全力をあげる決意です。
そのために、まず草の根からの要求運動で岸田政権を包囲し、「政権交代」を国民多数の声にすることが何よりも大切です。①国民の苦難軽減という立党の原点に立っていのちとくらしを守る、②「9条守れ、憲法生かせ」をかかげ、草の根から国民大運動に取り組む、③気候危機打開のための国民的運動を起こす、④ジェンダー平等を求める運動と連帯を広げ、この課題を国政の中心課題に高める、4つの点で県内でも全力をあげます。
また参議院選挙勝利をめざす、3本柱の活動に取り組みます。第1は、3月末までに①3月19日、山形市大演説会の成功(全県規模)をはじめ「声の宣伝」とネット、SNSでの発信の強化、②第1次「折り入って作戦」で対話支持拡大の出足早い取り組み、③「しんぶん赤旗」の読者拡大で毎月前進、6月中に前回参議院選挙時回復突破。第2は、反共攻撃にかみ合って積極的支持者を増やす取り組みを大戦略にして「綱領を語る」集いを網の目のように開く、綱領学習にとりくみ、みんなが自分の言葉で綱領と理念、歴史を語れる党に成長する。第3は、世代的継承に取り組み党員拡大をすすめ、①民青同盟への援助をつよめ、党として広く若者に働きかける、②労働者の中で党づくりを進める、③30代から50代の真ん中世代で党活動と党建設の前進をつくることです。
2022年は党創立100周年の年です。参議院選挙の勝利と強く大きな党づくりで党創立100周年を祝うために全力で頑張る決意です。今年もよろしくお願いします。