第29回党大会成功めざし今こそ党を大きく 日本共産党第85回山形県党会議ひらく

活発な討論が行われた日本共産党第85回山形県党会議

日本共産党第85回山形県党会議が12月23日、山形市で開かれ、1月15日に開会する第29回党大会に県党を代表し参加する代議員を選出しました。

活発な討論で党大会決議案を練り上げるとともに、党大会成功へ「130%の党」をめざす「大運動」の経験を交流し、1月末まで目標達成めざす県委員会報告を採択しました。

高橋ちづ子衆院議員があいさつ
近藤洋介・新米沢市長からメッセージ

あいさつする高橋ちづ子衆院議員

会議には、庄内地域を中心に大雪となる中、県内5つの地区党会議と県直属党組織から選出された代議員ら約140人が参加しました。

渡辺ゆり子県副委員長が開会あいさつを行い、幹部団を選出し議事に入りました。

11月の米沢市長選で日本共産党が自主的支援し初当選した近藤洋介新市長から感謝と連帯のメッセージが寄せられ、紹介されました。

高橋ちづ子衆院議員があいさつし、自民党の主要派閥による違法な裏金づくりに対し、臨時国会で企業・団体献金全面禁止法案を提出したのが日本共産党だと強調。「『しんぶん赤旗』日曜版が最初にこの問題をスクープしたことを多くの人に知らせ、入党と購読を呼びかけ、党大会を成功させよう」と呼びかけました。

本間委員長が県委員会報告を行い、県党会議に向けて行われてきた県内各地の支部総会と地区党会議での党大会決議案の討論の特徴を紹介しました。

前回党大会で一部改定された綱領が平和をめぐる世界情勢論をはじめ生命力を発揮していること、日本共産党が多数者革命の路線で政治を大本から変えるために民主集中制の組織原則が不可欠であること、資本主義を乗り越えた未来社会では「人間の自由」こそが最大の目的であり特質になるという新たな解明などが積極的に受けとめられ、大会決議案が練りあげられていると強調しました。

大会決議案が力になり、党員と「赤旗」読者拡大でも新たな挑戦が各地で始まっていることを紹介し、党大会成功へ「130%の党」づくりをめざす「大運動」目標を達成しようと訴えました。

活発な討論 草の根で活動する党の役割に確信

討論では18人が発言しました。

コロナ禍や、インボイス(適格請求書)制度強行のもとでの困難とたたかった医療労働者や民主商工会(民商)の運動、市議会で唯一の女性議員として「生理の貧困」をとりあげ、ジェンダー平等を強調し施策の前進をかちとった奮闘(寒河江市)、町長に対し学校給食費無償化などを要請した保護者たちと党支部との連携した取り組み(三川町)など、党の果たしている役割が語られました。日本民主青年同盟(民青)が昨年11月の民青全国大会にむけ同盟員拡大目標を達成したことや、職場の党支部を継承する努力(村山地区)、党員拡大の日常化と、県党会議までに党員130%目標を達成した鶴岡地区・上郷支部の活動が語られ、感動を広げました。

党規約を紹介し民主集中制の重要性を強調した発言、各種選挙勝利とともに世代的継承の観点でネット・SNSの活用を指摘した発言など、党の前進をめざす活発な討論が行われました。

本間委員長が討論の結語を行い、採決で県委員会報告の「大運動」推進方針と結語を賛成多数で採択。選挙を行い、本間委員長ら6人の党大会代議員と5人の補欠代議員を選出しました。